1st-crack coffee roaster
ファーストクラック コーヒー ロースター


こんにちは、1st-crack coffee roaster です。

ついに、幻の極上イエメンを入荷いたしました。

新しい特集は「YEMEN/QIMA COFFEE」です。
イエメンで果敢なプロジェクトを敢行する QIMA コーヒーをお届けします。

当店は、店主が産地、品種、プロセスなど特別なコーヒー豆だけを選び
ひとつひとつ丁寧に焙煎し、お届けしているコーヒー豆専門店です。

そんな当店にとって「YEMEN/イエメン」は欠くことのできないスペシャルビーンズです。しかし、なかなか入手困難なコーヒー豆だったんです。

コーヒーは、エチオピア原産で、次にイエメンに渡り、世界へ広がりました。その意味で、イエメンはコーヒーの第2の故郷であり、新たな聖地なんです。有名なモカは、コーヒーの出荷を担っていたイエメンの港の名前でした。現在は廃港になっています。

また長引く内戦のため交易も安定せず、限られたルートからだけ貿易が行われているようです。現在、日本国内で入手できる生豆は、出自が曖昧もしくは古い豆だと僕は感じています。いい生豆が、なかなか入手できない状態だったんです。

赤坂と代官山にイエメンをメニューに出しているカフェがあるのですが、多分ニュークロップではありませんでした。2018年にブルーボトルが期間限定で売り出したイエメンの豆は、新豆でしたが、あまりに少量で高価格でした。
僕は、一度だけ高品質のイエメンを飲んだことがあり、それは世田谷の堀口珈琲のカッピング会だったのですが、その時の衝撃が忘れられずに、いつか自分で本物のイエメンを焙煎したいと、ずっと思っていました。

2018のSCAJで、QIMAコーヒーのブースを見つけた時は、心が踊りました。

イエメン出身の人がロンドンベースでやってるイエメンスペシャルティコーヒーの専門店。代表のFARIS SHEIBANI氏が、自らドリップしてくれたイエメンコーヒーは、僕が夢見たイエメンコーヒーそのものであり、想像以上でした。

豆も新しく、フレイバーがジューシーかつスパイシーで、奥行きのある複雑さを備えていて、ボディもタイト、アフターもクリーン。素晴らしいカップでした。

また、トータルなデザインもコンテンポラリーで、生豆の保管や輸送にもバキュームパックを採用するなど最新の品質管理体制を感じました。

そこから輸入交渉に入ったのですが、まだ新しい会社らしく人手が足りないのでしょうか? レスポンスが悪く、やがて専門商社が仲介してくれて、それでもなかなか進展せず、なんだかんだで半年程かかって、やっと入荷することができました。

おそらく日本で正規ルートを通じて輸入したのは当社だけだと思われます。

イエメンのコーヒーは、エチオピアの原生種の直系ですが、乾燥した土壌と気候と風土の違い、特に山岳地帯の急峻な斜面により、味わいは大きく違います。

一言で言うとジューシーでスパイシー。果実感と同時に香辛料を感じます。しかもそのスパイシー感に、奥行きがあるんです。それをワイニーという人もいます。
アラビアンな、かつて、欧州人を魅了したと思われる「幻惑感」を感じます。

僕は、飲料としてのコーヒーの原型が、このイエメンにあると思っていて、その昔 アラビアンなある種ドラッグ的な存在感を持っていたコーヒーの特別感に興味をそそられます。それゆえイエメンのコーヒーに取り憑かれているのかもしれません。

今回入荷した生豆のプロセスは全てナチュラル。上の写真は、ドライベッド、下は作業風景ですが、乾燥と精製と脱穀は、平坦な市街地で行なっているようです。急峻な山岳地帯の農園と作業分担しているのでしょうか?

今回入荷した生豆の品種は、全て Udainiという。イエメン原生種です。
はじめて聞いた品種名でしたが、おそらく品種改良などを全く行っておらず、伝統的な農法で作られているのだと想像します。種として濃い味わいは、そこを起源としていると思います。🎵コーヒールンバの歌詞にある、アラブの王様を魅了したコーヒーの味わいは、まさにこれだと思います。

長引く内戦で入国すら難しいイエメン、特に2015年以降内戦が激化。しかし、それをキッカケとして、家業に目覚め、母国のためにコーヒービジネスを立ち上げたのが、QIMA創業者、 FARIS SHEIBANI氏です。

氏は、イギリスの生まれですが、祖父の代からイエメンでコーヒービジネスを展開していた家の生まれで、ケンブリッジ大学卒、エンジニアの修士号を持ち、祖国のインフラ整備作業に携わる中、2015年、内戦激化によりプロジェクトが崩壊。その時、彼が再発見したのが、家業でもあり、祖国の大地から収穫される宝石のようなコーヒーでした。
持ち前の行動力と向学心により世界のコーヒービジネスを学びつくし、祖国のコーヒーのポテンシャルを再認識したそうです。

内戦の只中、作り続けられる伝統的で高品質なコーヒーの販路拡大が、彼の使命となったのです。祖国であっても、入国すら難しい国に、度々訪れビジネスを作り上げる努力は並大抵のものではなかったと想像されます。
そして2017年、ロンドンから初出荷。2019年、本邦初登場となります。

今回入荷したのは全4種類ですが、主要3地区のテロワールの違いが試せる
「イエメン主要3地区飲み比べセット」をご用意しました。

祖国への愛と大地と収穫への感謝を込めて送り出される幻の極上イエメンコーヒーを、ぜひお試しいただきたいと思います。

1st-crack coffee roaster
2019年

オランダ ギーセン社のサイトです

YEMEN Special
No.1
Aish Ahmed

Al Hayam


YEMEN Special
No.1は、

Single Famer Nano Lots と呼ばれる
特定農民責任生産の少量豆で
Ai Hayamという主要生産地の
Aish Ahmedという農民が生産した生豆です。
カッピングスコア90点とランクされていますが、
全量で32キロしかない極小ロットになります。

高品質の管理体制をうかがわせる
バキュームパックに梱包され
遥かイエメンからロンドンを経由して、
成田空港に届きました

Aish Ahmed氏は、
有名な産地Al Hayan地区の農民の1人で
子供の頃から、
コーヒーの生産に携わっているそうです
心なしか表情が暗いのは、内戦激化の中
「コーヒーの生産だけで
人生を全うしたいと思っているが
今はまだコーヒーの生産だけでは、
子供に良い教育を受けさせられない」
とインタビューに答えているからでしょうか

そんな状況の中、コーヒーの生産に情熱を傾け、
伝統的な生産方法を守り
カッピングスコアで90点を叩き出しているのは
見事だと思います

Al Hayanは、イエメンで最も伝統があり
最も大きなコーヒー生産地で
標高は平均2300メートル、
かなりの高地で急斜面の岩場に農園はあります

農園といっても急斜面の岩場に、
高山のハイ松のようにコーヒーの木があり
崖を登ったり下ったりしながら収穫している映像を
見たことがあります
まるで登山をしているかのようでした

急斜面の向きによって日照が変わり、
その結果特別な斜面があるはずです
Aishは、そんな木の豆だけを、
丁寧に摘んだのではないでしょうか

上の写真、Al Hayan地区Aish Ahmedの生豆です。
水分値は、10.8%。
ナチュラルらしい果実臭、
瑞々しいエメラルドグリーン色は鮮度の証
小粒で不揃いなのは、原生種の特徴かもしれません

上の写真、 Al Hayan地区Aish Ahmedの焙煎豆です。
決して粒揃いとは言えませんが、
エチオピアの原生種に似た
ワイルドなテイストを予感させるようなルックです。

ROAST REPORT

焙煎の基本方針として、
フレーバーを探ることから始めました。

標高の高い生豆で、硬度もあり、水分値はやや少なめ
さらにプロセスがナチュラルということもあり
まずドライを慎重に行うべきだと思いました。
でも火力は落としたくなかったので、
投入温度をグッと下げ
強めの火力でじっくりとドライ
そしてメイラードは、
さらに火力を上げつつ排気も上げ調整し
標準的な時間をキープして
イチハゼを迎えたのですが、イチハゼは静かに進行し
フィニッシュのタイミングには、試行錯誤しました
結果的には、浅く攻めたプロファイルに決めました

CUP PROFILE

Notesには、Hibiscus/Red Fruit,/Green Apple/Lime/Jasmiine とありますが
まずジューシーさに驚きました。
新鮮な果実感に満ちています。
しかし明るい華やかさではなく、濃く深い果実感です。

イエメンには、
ドライで枯れた味わいを記憶していたのですが
記憶していたイメージと全く違いました。

驚くほどのアロマと熟度を感じる果実感
そして深みのある甘さ
新鮮なイエメンは、
エスニックな果実感と複雑さに満ちていました
これが本当のイエメンなのでしょう

幻の極上イエメンををご堪能ください。

Al Hayan Aish Ahmed 100g / ¥3000
(特別価格)
送料・消費税込

YEMEN Special
No.2
Abdulhakim Mohsin
HARAAZ

YEMEN Special
No.2は

Single Famer Nano Lots と呼ばれる
特定農民責任生産の少量豆で
Haraazという伝説の生産地の
Abdulhakim Mohsinという農民が
生産した生豆です。
カッピングスコア88-89点とランクされていますが、
全量で75キロしかない極小ロットになります。

高品質の管理体制をうかがわせる
バキュームパックに梱包され
遥かイエメンからロンドンを経由して、
成田空港に届きました

Haraazは、
急峻な岩肌に古代遺跡を思わせるような住居と
コーヒー畑が点在する伝説のコーヒー産地です。

Abdulhakim Mohsinは、
そこでコーヒー生産を歩けるようになって以来
続けている生粋のコーヒー生産者ですが
カートと呼ばれる中近東原産の
興奮効果のある薬草の生産も
生きていくために必要だと告白しつつ
QIMAのプロジェクトが成功すれば、
カートをコーヒーに植え替える
とインタビューに答えています。

現地の厳しいコーヒー生産の現場を物語る証言ですが
そんな中でも高品質なコーヒーの生産が可能なのは
何百年も続いている伝統農法だからかもしれません。

上の写真は、その生豆ですが、
鮮やかなエメラルドグリーンが
その鮮度を物語っています
粒は小さめで、やや不揃い、水分値は10.4%とやや低め
ナチュラルらしいマットな仕上がりです

上の写真は、その焙煎豆ですが、
フックラ、カラッと仕上がっている
ものの、表面のムラ感や、粒の不揃い感は
原生種ならではの野趣を感じるルックです

ROAST REPORT

焙煎のプロファイルは、
今回のイエメン4種類に関しては
ほぼ同じと言えます。

標高の高い生豆で、硬度もあり、
水分値はやや少なめで
全てナチュラルプロセスなので
まずドライを慎重に長く、メイラードで火力を上げ。
イチハゼは一様に静かに進行し
フィニッシュのタイミングには、試行錯誤しました
ただ
この豆に関しては、やや深く攻めてみました
フレーバーの質が
他の3種と大きく違っていたからです

CUP PROFILE

Notesには、Berry/Chocolate/Spicy/Nutty/Lingering/Sweet
とありますが
ボディの強さとスパイシー感が特徴的です
華やかな明るさではなく、クリーンですが
奥深い甘さとピリッとした刺激が入り混じった
複雑な奥行きを感じます

いわゆるイエメンらしい、
ドライで枯れた味わいと同時に
滑らかな甘さと強いボディが共存していて
神秘的なフレーバーです

新鮮なイエメンは、
エスニックでドライな果実感と複雑な甘さと深み
これがHaraazのイエメンなのでしょう

幻の極上イエメンををご堪能ください。

Haraaz Abdulhakim 100g / ¥3000
(特別価格)
送料・消費税込

YEMEN Special
No.3
Ruwad Coop

Al Hayan

YEMEN Special
No.3は

Single Origin Micro Lots と呼ばれる
生産エリア限定の少量豆で
Al Hayanという
イエメン中央高地で生産された生豆です。

Al Hayanは、
イエメン最大規模を誇るコーヒー生産地で、
生産システムが
もっとも確立され、
その地区内のRuwad協同組合員285人による
マイクロロットになります。

高品質の管理体制をうかがわせる
バキュームパックに梱包され
遥かイエメンからロンドンを経由して、
成田空港に届きました

繰り返しになりますが、
Al Hayanは、イエメン最大規模で
しかもスペシャルティコーヒーの生産に関して
もっともシステムが
確立したエリアで、
生産者の意識も高いと思われます。

2017年に、
このエリアから出荷されたコーヒーが国際品評会で
97点という最高値を記録したとのことですが
そんなコーヒーは、まだ飲んだことがありません。

今回の豆は、その豆と同じエリアで収穫されたもので
285人の生産者が、
Ruwad Coopという協同組合に持ち込んだ豆を
選別して作られています。

流石に97点というスコアは付きませんが
みなぎるような果実感は、
鮮度と熟度にあふれています。

上の写真は、 Ruwad Coopの生豆ですが、
エメラルドグリーンと茶褐色の豆が混在していて
Lotの中に広いエリアの豆がミックスされているように感じました

上の写真は、 Ruwad Coopの焙煎豆ですが、
Udaini種らしいバラツキと、
ナチュラルらしいマットな
膨らみ感のある、仕上がりとなっています。

ROAST REPORT

焙煎のプロファイルは、
今回のイエメン4種類に関しては
ほぼ同じと言えます。

標高の高い生豆で、硬度もあり、
水分値はやや少なめで
全てナチュラルプロセスなので
まずドライを慎重に長く、メイラードで火力を上げ。
イチハゼは一様に静かに進行し
フィニッシュのタイミングには、試行錯誤しました
ただ
この豆に関しては、浅く攻めてみました
フレーバーの華やかさを強調したかったのです

CUP PROFILE

添付の説明では、Betry/Chocolate/Hazelnuts/Clove/Ceder?Buttery
とありますが
濃色の果実感が鮮烈で、神秘的なフレーバーが潜み
クリーンですが、奥の方に独特の甘みがあり
ネットリした複雑な奥行きを感じます

いわゆるイエメンらしい、ドライで濃く深い甘さと
しっかりとしたボディが共存していて
魅惑的なフレーバーです

新鮮なイエメンは、
エスニックでドライな果実感と複雑な甘さと深み
これがAL Hayanのイエメンなのでしょう

幻の極上イエメンををご堪能ください。

Al Hayan Ruwad Coop 100g / ¥1800
(特別価格)
送料・消費税込

YEMEN Special
No.4
ANS

Macrolot

YEMEN Special
No.4は

Single Origin Micro Lots
と呼ばれる生産エリア限定の少量豆で
Ansというイエメン中央高地で生産された生豆です。

Ansは、日本の棚田のような
テラスが急峻な山肌に施され
コーヒーが生産されているのが特徴で、
日照が谷あいの日陰で
コントロールされ、水量が豊富なエリアだそうです。

高品質の管理体制をうかがわせる
バキュームパックに梱包され
遥かイエメンからロンドンを経由して、
成田空港に届きました

Ansは、日陰と滝の地として知られ、急峻な岩肌に
棚田のようなテラスにコーヒーが栽培されている
小規模な産地で
そこの生産者61名が生産したロットになります。

想像するに、その急峻な斜面は東向きか西向きで、
午前と午後で
日照が大きく変わり、
標高2000メートル級の高地でもあり
寒暖差を生み出し、豊富な水量もあり
コーヒー原生種が力強く生育していることが伺えます

上の写真は、 Ans Microlotの生豆ですが、
他のUdaini種の
ナチュラルプロセスとほぼ同じ粒状ですが
エメラルドグリーンの中に、やや褐色を帯びた豆も
混在しています。

上の写真は、 Ans Microlotの焙煎豆です。
豆質が固く締まっていて
いますが、ふっくらカラッと仕上がっています。
原生種ならではの力強さを感じるルックと言えます。

ROAST REPORT

焙煎のプロファイルは、
今回のイエメン4種類に関しては
ほぼ同じと言えます。

標高の高い生豆で、硬度もあり、
水分値はやや少なめで
全てナチュラルプロセスなので
まずドライを慎重に長く、メイラードで火力を上げ。
イチハゼは一様に静かに進行し
フィニッシュのタイミングには、
試行錯誤しました
ただ
この豆に関しては、やや深く攻めてみました
フレーバーの質が他の3種と
大きく違っていたからです

CUP PROFILE

Notesには、Light Froral/Meyer Lemon/
Tangy Fruit/Almond/Caramel
とありますが
爽やかな香りと軽い口当たりと
奥にある甘さとホディ感が特徴
軽いのに深い、という複雑さが魅力的です

フレーバーの奥行きに、
原生種ならではの歴史的時間を感じます

実にイエメンらしい、神秘的なフレーバーです

新鮮なイエメンは、エスニックでドライな果実感と
複雑な甘さと深み
これがAnsのイエメンなのでしょう

幻の極上イエメンををご堪能ください。

Ans Macrolot 100g / ¥1800(特別価格)
送料・消費税込

YEMEN Special
Region 3Set
Al Hayan
Haraaz
Ans

イエメン3地区飲み比べセットを用意しました

No.1 Yemen, AL HAYAN,
Aish Ahmed. Udaini, Natural 50g

No.2 Yemen, HARAAZ,
Abdulhakim Mohsin, Udaini, Natural 50g

No.4 Yemen, ANS macrolot,
Udaini, Natural 50g


今回のイエメンは、全てUdaini種、ナチュラルですが
Al Hayan/Haraaz/Ansの産地によって
テロワールの違いが見事に感じられます

Al Hayanは、最大級の産地で、
2300mと標高もずば抜けて高く
重めの果実感と熟度がしっかりと味わえます

Haraazは、古代遺跡のような伝説的な産地で、
標高2000mクラス
ピリッとしたスパイシー感と深さのある甘みが特徴

Ansは、日陰の谷間と滝の名所で、
標高2000mクラスの棚田農園
軽めのフレーバーとしっかりしたボディが特徴

幻の極上イエメンのテロワールの違いを
ご堪能ください

YEMEN 3set 50g x3 / ¥3500(特別価格)
ギフトボックス・送料・消費税込

TOPICS

New Package

コーヒーをお届けしている包装箱を
リニューアルしました。

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ヤマト運輸ネコポス対応、
A4とA5のロゴ入り包装箱です。
白地にマットシルバーの箔押し、
開けやすい構造に変更。
その上、内径が大きくなり
80gが限界だった容量が、
100gまで入れられるようになり
発送単位の基本を80gから100gに
増量することにしました。

ご要望が多かったギフトボックスを、
ご用意いたしました。
通常はオプションですが
今だけお試し無料キャンペーン中。

ROASTER CONCEPT

1st-crack coffee roaster は、
小さなコーヒーロースターです。


音楽家が音楽を奏でるように、
画家が絵を描くように、
コーヒーを作りたいと思い、小さなコーヒー焙煎所を開きました。

コーヒーの焙煎に、
クリエティビティを感じたからです。

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当店は、店主が産地、品種、プロセスなど
特別なコーヒー豆だけを選び
ひとつひとつ丁寧に焙煎し、お届けしている
コーヒー専門店です。

生豆の品質と焙煎の精度にこだわっているので、お求めやすい価格ではないのですが、
焙煎したコーヒー豆を、ひとつの作品と考えています。

作品のテーマは、鮮度と果実感です。

種子であり、生鮮品であるコーヒー生豆が、本来持っている味わいの魅力を最大限引き出し、お客様にお届けすることを目指しています。

コーヒーの焙煎、特に小型の焙煎機による焙煎は、手作りです。

原理的にはただ加熱するだけですが、焙煎機への投入温度ボトムと呼ぶ最低温度の設定、そこからの火加減と排気と時間の調整。香りや色や、音の変化など、感覚を総動員して加熱をコントロールします。

豆の投入量。種類、特に豆の硬さ軟さ。水分値、精製プロセスの違い、によっても焙煎をコントロールします。微妙な違い、とも言えますが、驚くほど、結果は違うのです。

焙煎して、カッピングして、修正。焙煎して、カッピングして、修正。
ひたすら、その繰り返しです。やがて味のフォーカスが見え、これだ、というポイントに辿り着くと、プロファイルの完成ですが、焙煎する日の気温や湿度などによっても調整しなければなりません。

最終的に信じられるのは、カッピングだけ、かもしれません。
要するに、自分の舌、味覚だけがセンサーなのです。

それら全ての工程が、首尾よく進行した時、まるで素晴らしい旋律を生み出したような、まるで魅力的な線を描けたような、美しい文章を生み出したような、感動があり、思わず夢中になってしまいます。

コーヒーの焙煎において、いい生豆を見つけ出すことが、実は最も重要かつ難しい仕事です。様々な情報やルートからアフローチをして、豆を探し、いい生豆と出会えたら、お客様にご提供したいと考えています。

選りすぐった生豆を安定保存するため、定温保冷庫を作りました。
フラワーケースの原理を応用した保冷庫で、通年15〜18℃を保ちます。
生豆入荷後、水分値をテスターで計り、その変化をチェックします。
生豆をアルミ蒸着バッグに密封、静岡から取り寄せた茶箱に保存します。日本の気候、夏の暑さと冬の乾燥を乗り切るための工夫です。

いい生豆であればあるほど、焙煎度合いは結果として浅くなります。
逆に、いい生豆でないと浅煎りには耐えません。焙煎を進行させればさせるほど豆の特徴が失われると当焙煎人は感じています。

何も足さない、何も引かない。というシングルモルトウイスキーの名コピーがありますが、当店の焙煎の考え方もそれに近いものがあります。
焙煎で、味を足したり引いたりする技術もありますが、豆のポテンシャルそのものに迫りたいので、そのアプローチは、採っていません。

当店では、焙煎度合いの表示をしていません。古くから言われるシティとかフレンチという焙煎度合いも実は厳密な規定はなく、浅煎り中煎り深煎りというのも大体の目安に思えてなりません。
そもそも当焙煎人は、そのコーヒー豆の魅力を最大限引き出すことを焙煎の最重要事項と考えていますので、その結果重要なのは、フレーバーや味わいであって、焙煎度合いではないから、が最大の理由です。

スッキリ軽めのコーヒーがお好きな方、酸味や甘みなどバランスの取れた上品なコーヒーがお好きな方、ボディが強くてコクのあるコーヒーがお好きな方、ジューシーな果実感がお好きな方など、個々人のお好みは様々だと思いますが、それに対して、豆の選択でお答えしたいというのが、当店の基本姿勢で、焙煎度合いではないと考えています。

一般的に言えば、当店は、ライトロースト派だと思いますが、浅煎りに注力している訳でもありません。豆のポテンシャルを出そうとする結果
浅煎りになっているだけなんです。でもシャープな酸の角は丸めたいし、奥行きのないコーヒーは、あまり好きではありません。

一方、焙煎データはオープンにしたいと考えています。数値データは焙煎機によって異なるのですが、お尋ねいただければ、なんでもお答えします。また販売している商品の説明では、なるべく丁寧に焙煎の狙いと、カップテイストの評価を書かせていただいております。

簡単にいうと、自分が好きなコーヒーを、豆で選んで欲しい、ということです。当店としては、焙煎度合いより、生産国より、品種と精製プロセスを目安に豆を選んでいただくことが、自分好みのコーヒーに出会える近道だと考えています。生産国では、今そこにしのぎを削っています。間違いなく、これからの新しい世界基準だと思います。

また、当店は、賞味期限の表示をしていません。その代わり焙煎日の表示をし、焙煎日から10日経過した商品は発送していません。

実は、焙煎直後の豆はあまり美味しくないんです。特徴はわかるのですが、なんか味に落ち着きがない。それが収まるのが24時間後位でしょうか? 経験的には、そこから焙煎3日後くらい迄がピークだと思います。
そこから保存状態が良ければ、10日間は安定していますが、その先は、豆次第というのが経験則です。ひと月が限界でしょうが、それが賞味期限とは思えないので、表示しないことにしました。

焙煎されたコーヒー豆は、入手後1週間で飲み切る。を目安にされるのがいいと思います。そのため、100gを単位に販売させていただいてます。

抽出は、なるべく簡単で安定した方法をお薦めします。毎日飲むコーヒーは気楽に楽しみたいですよね。最も難しいのがネルドリップですが、コーヒーメーカーで淹れても美味しいコーヒーを、目指しています。ちょっとしたコツとしては、30秒の蒸らしを出来たら問題ありません。抽出にナーバスになられる方がいらっしゃいますが、いいコーヒー豆なら多少のことは大丈夫です。濃度の調整はお湯を足すことで解決します。
抽出に関しては次のタイミングで詳しくやろうと思っています。

当店は、基本的に焙煎した豆のまま、お届けします。とどのつまりコーヒーの美味しさは鮮度なんです。鮮度を保つには豆のまま保管するのがベストです。同時に、豆のままならエイジングと言って、焙煎後の味の変化も楽しめます。そのためにも、豆のままお届けしたいのです。
飲まれる直前に、ミルで豆をお挽きいただき、豆の感触、立ち上る香りもお楽しみいただきたいと考えて決めました。

よろしくお願いいたします。

1st-crack coffee roaster
2019年2月

ROASTER PROFILE

はじめまして、1st-crack coffee roaster のロースター、安芸研一です。

コーヒーの仕事を始める迄、長年、広告業界で、クリエーティブの仕事をしてきました。今もしています。広告クリエーティブの仕事は、とても面白い仕事なので、続けられるだけ続けたい、と考えています。

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一方、コーヒーの焙煎技術習得には、足掛け7年の歳月が掛かりました。独学というか、様々な、講習会、せミナー、ワークショップに通い、修行を積みました。カッピング会で味が取れず、涙した日もありました。

師匠と仰ぐ先生と呼べる方々が複数名いらっしゃいますが、特定の師匠に弟子入りしたことはありません。したがって、僕の焙煎理論は、文献も含め、様々な方々の考え方のミックスドカルチャーで、誰かの、どこかの、正統的な継承ではありません。最終的には、独自に編み出したものと言えると思います。

僕が仕事としてコーヒーに興味を抱いた頃、スペシャルティコーヒーのムーブメントが本格化し、サードウェーブコーヒーが勃興しました。

それをトレンドと捉える向きもありましたが、僕は、その運動を、大資本に対するアンチテーゼ、高品質志向の生産国と消費国の連携、サスティナビリティ思考を前提とした、新しいコーヒーの歴史認識だと捉えました。

コーヒーの世界は、知れば知るほど、長く深く暗い闇もあります。貿易に起因する、何世紀にも渡る歴史の所産です。

2018年1月エチオピアのイルガチェフェへ単独で向かいました。初めての産地視察。コーヒーの仕事を始める決意を固める旅だったのですが、辿り着いた憧れの産地は、前世紀でした。最初はショックを受けましたが、やがて希望の光が見え、まだコーヒーの仕事に僕が貢献できる余地があると思うに至り、決意が固まりました。コーヒーの本当の美味しさを今より多くの人に発見してもらう事が、微力ながら、僕の仕事と考えています。

ところで社名の1st-crackとはコーヒへ焙煎用語で日本語では「イチハゼ」と言います。加熱による化学変化でコーヒー豆が音を立てて一斉に爆ぜる状態を指し、そこを境にコーヒーが飲めるようになる重要なポイントです。一方、広告用語に「シズル」という言葉があり、商品やサービスの魅力を端的に表現することを指すのですが、初めて焙煎した時「イチハゼ」に思わず「シズって」しまい、以来コーヒーの焙煎にハマってしまいました。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

1st-crack coffee roaster
安芸研一
2018年12月9日

1st-crack coffee roaster 安芸研一